この記事をお読みの方のなかには、自己学習で英語を学習しているものの、
「なかなか英語学習が続かない!」
とお悩みの方も多いのではないかと思います。
「英語学習を始めよう!」と思った最初の瞬間が一番モチベーションが高く、その後は残念ながら普通は下がっていくものです。
従って、モチベーションを維持するためには、そのためのコツがあります。
今日の記事では、モチベーション維持に有効な方法について書いてみたいと思います。
1.モチベーションがなくても学習できる状態を最初に構築する
先に述べたように、モチベーションは何もしないでいると残念ながら落ちていくのが普通です。
従って、「モチベーションがなくても学習できる状態」を、モチベーションがあるうちに構築することが最重要だったりします。
学習習慣は、最初の3週間で構築されます。このため、この3週間の間に、モチベーションが落ちた後も学習が続くような仕掛けをいかにいれておくかが大切です。
そのような、仕掛けについて、いくつかご紹介します。
学習習慣を作る
例えば、あなたは、「歯磨き」をするのに、モチベーションが必要でしょうか?
朝起きたら何も考えなくても歯磨きできるのではないでしょうか?
会社に通勤するのも、何も考えなくでもできる行動のはずです。
あなたにとっての「英語学習」を、このような「歯磨き」や「毎日の通勤」レベルの行動にしてしまえば、モチベーションの有無に関係なく、淡々と学習を行うことが可能になります。
従って、まず最初にやるべきなのは、「学習習慣の構築」です。
新しい習慣はだいたい3週間で構築されます。なので、まずは最初の3週間、学習をしっかりと継続できるよう意識して習慣を構築することが大切です。
何かとセットにする
とはいえ、新しい習慣を構築するのはけっこう大変だったりします。
このため、比較的やりやすいのが、「今既にある習慣に英語学習を組み合わせる」ものです。
これができると、自動的に英語学習に使える時間も決まってきます。
例えば、一番わかりやすいのが、「通勤時の英語学習」でしょう。
通勤時間を英語学習にあてる!と決めてしまえば、その時間が丸々英語学習の時間として確保できます。
通勤に往復1時間かかっている人なら、それだけで毎日1時間の英語の学習時間が確保できます。
家事をしている時間だって学習時間になります。
あるいは、「喫茶店に行く」という習慣を構築し、そこにいる間は英語学習をすることにするのもいいでしょう。
とにかく、英語学習を「いつ」「どこで」行うのか、何か他の行動とセットで決めてしまうと、時間の確保はしやすくなります。
学習のハードルを下げる
人は、基本的に怠け者なものです。
隙あれば怠けようという方向に意識が向かいます。
なので、「面倒くさい」学習だと、それだけで学習へのハードルが上がってしまいます。
例えば、オンライン英会話だと、前日までに予約が必要だったりすると、やりたいと思ったときにできずに結局やらなくなってしまった・・・なんていう方はいらっしゃらないでしょうか?
こういう場合は、予約なしで「受けたい!」と思ったときにすぐ受けられるオンライン英会話を活用するのも一案です。
分厚い参考書を使う学習は、手軽に持ち歩けないので隙間時間でできないから結局やらなくなってしまう、という場合でしたら、薄い参考書やアプリを使えばいいでしょう。
実は、私は、TOEICコーチングをする際に公式問題集はメインでは使わないのですが、その最大の理由は公式問題集が分厚くて持ち運びがしにくく、学習の場所を選ぶからです。
ちょっとしたことだと思いませんか?
その「ちょっとしたこと」の蓄積が学習のハードルになってしまっているのです。
ハードルは1ミリでも下げる意識で自分の学習を見直してみましょう!
2.英語学習の「理由」を確認する
英語学習に「挫折」するとき。
その時に、その人の心の中では何が起こっているでしょうか?
多くの場合、人は自分が英語を学習する「理由」を忘れたときに、英語学習をやらなくなってしまうのです。
英語ができないときに、「仕事が忙しいから」という理由はよく聞きます。
でも、仕事が忙しくても学習する人はやっています。
結局、人生における、英語学習の単なる優先順位の違いでしかないと思うのです。
だから、学習の理由を忘れたとき、英語学習の重要性を見失い、やらなくなるのです。
例えば、「今日英語を2時間勉強しないと会社はクビ!」と言われたら、誰でも2時間勉強するのではないでしょうか?
会社がクビになりたくないから、英語の優先順位が何よりも高くなるわけです。
逆に言うと、やらないということは、優先順位が低いだけだということです。
だからこそ、英語学習を行う「理由」を思い出してあげることが必要なのです。
私自身がコーチングをしているクライアントさんから「モチベーションが下がってきた」という相談をされた時に行う声掛けの一つでもあります。
「英語ができるようになって何を実現したいですか?英語を学習する目的を思い出してみましょう。」
この声掛けで、初心に帰ることができる方もかなりいらっしゃいます。
人は覚えているようで忘れやすいものです。
モチベーションが下がってきたときには、意識的に「英語を学習する理由」を自分自身に何度も問いかけてみましょう!
3.最悪の事態を想像する
以上のような対応はしてみたのだけど、まだモチベーションが上がらない・・・
そういうお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そういう時には、少し痛いクスリを処方しましょう。
このままの英語ができない現在の状態がずーっと続いたらどうなるかを想像してみるのです。
1年後、3年後、5年後、10年後・・・。
どういう未来が待っているでしょうか?
最悪の場合、どんなことがありそうでしょうか?
逆に、もし英語力がグングン伸びていたら、どんな未来が実現できるでしょうか?
その二つの未来を比べてみてください。
大きな差がないでしょうか?
案外、近視眼的に物事をとらえていることって多いと思うのです。
でも、そういう時こそ中長期的な視点で物事を見てほしいのです。
心配性の人やマイナス思考の人が案外成功しているのを見たことはありませんか?
その理由は、最悪の事態を想定して、それを避けるために努力することができるからではないかと私は思います。
むしろ、根拠のないポジティブシンキングの方が、自分の成長を妨げる毒になりかねないと思います。
4.学習の喜びを感じる
とは言え、何の喜びもないままに学習を続けるのは、修行僧のような苦痛な時間になりかねません。
だかさこそ、「学習の喜びを感じる」ことを意識的に取り入れてほしいのです。
成果を感じる
学習が先の見えない苦痛な時間になることの一つに、「やっていることの成果が見えない」ことがあげられるのではないかと思います。
だからこそ、意識的に、「ある一定の期間で学習したことの成果」について振り返る機会を設けるのは一案です。
もちろん、TOEICのような試験でもいいと思います。
でも、TOEICのような試験ではまだ成果がでなくても、
・単語を500個覚えた!とか
・参考書1冊のシャドーイングをテキスト見なくてもできるようになった!とか
そういうことでいいと思うのです。
ぜひ、2週間とか、1カ月とか、節目のタイミングで、その期間で自分が「何ができるようになった」かを評価してみてください。
自分が思っている以上に、積み上げてきたものに気付けるはずです。
そして、それだけの積み上げをしてきた自分のことをしっかりほめてあげましょう!
自分にご褒美をあげる
皆さん、自分に対して「ご褒美」はあげていますか?
例えば、一週間毎日欠かさず学習できた時、単語を全部覚えられた時、シャドーイングがうまくできたとき、など、自分自身で決めた目標を達成できたら、おいしいものを食べたり欲しいものを買ったりなど、何らかのご褒美をあげてみてください。
もちろん、学習そのものが楽しくて仕方ないのでご褒美なんてなくても全然大丈夫!
というのは理想ではありますが、なかなかそういう人の方が少数だと思いますので。。。
頑張った自分に対してはしっかり報いてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、モチベーションを維持する方法について記事にしてみました。
学習に挫折しがちな方にはぜひ参考にして頂ければと思います。
なお、実際の英語コーチングでは、ここに書いてあるような内容に加えて、モチベーションが落ちにくくするような「毎日やってもらう習慣」について最初に伝授しています。
「ここに書いてあるようなことを自力でやってもモチベーションが回復できない!」
「一人では学習を継続するのは難しい!」
そんな風にお悩みの方がいらしたら、英語コーチングの活用もご検討くださいね。
体験英語コーチングでもご相談させていただいておりますので、よろしければお気軽にお問合せください。
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