前回、「上級者にも通用する!英語リスニング力の強化法」に関する記事を書きました。
今回の記事はその続きとなる、スピーキング力の強化法編になります。
リスニング力強化に必要なプロセス
駐在員レベルの実務に耐えうる高度な英語力。
たとえそんなに高度な英語力であったとしても、スピーキング力の強化に必要なプロセスは基本的にはそんなに変わりません。
必要なプロセスは、以下の4つです。
- 詰まらずスムーズに話せるようになる
- 日本語で言いたいことが英語化できるようになる
- TOEICでハイスコアなのに話せない・・・を克服する!
- そもそも話したいことが思い浮かばない・・・を克服する!
この1~4が全てできるようになったら、どうですか?
英語が業務でも使いこなせそうな気がしませんか?
でも、どうやったらそれぞれの能力を鍛えられるのでしょうか?
本日の記事では、それを順を追ってみていきましょう!
1. 詰まらずスムーズに話せるようになる
あなたは、英語で話そうとするとき、
スムーズに英語が出てこなくて困ったことはないでしょうか?
「話したいことは頭のなかにあって、だいたい英語でどんな風に言えばいいかもわかるんだけど、
スムーズに言葉が出てこなくて、単語の羅列になったり、詰まりながら話してしまう」
こういう風になる場合の原因。
それは、「瞬発力」の不足です。
「瞬発力」は、頭を使わなくても、英語を英語の文章として、スムーズに発話できる能力です。
例えば、あなたは、日本語の文章を話すときには、文章で話すことに何の苦も無く話せているのではないでしょうか?
ところが英語を話すときには、
「主語はこれで、動詞は・・・。あ、時制は過去形かな?複数形にするんだっけ?」
みたいな感じで、頭で文法を考えながら話していないでしょうか?
こういう風に、頭で文の組み立てを考えながら話していると、どうしても詰まりながら話をすることになってしまいます。
実は、こういう状態を解決する方法が、「瞬発力」を鍛えることです。
その「英語のスピーキングの瞬発力」を高めるトレーニングが、「瞬間口頭英作文」です。
スピーキングの筋トレのようなものです。
こうして瞬発力を鍛えると、英語を詰まらずスムーズに話せるようになります。
2. 日本語で言いたいことが英語化できるようになる
あなたには、
「日本語では言いたいことが頭のなかにあるのに、英語でどう言っていいかわからなくて、結局何も言えない・・・」
なんていうことはないですか?
たぶん、皆あると思います。
それって、当たり前のことなんです。
どれだけ英語が得意な人でも、日本語が母国語の人は、絶対に日本語の方が英語よりもボキャブラリーの数が多いんですよね。
だから、日本語で言いたい言葉を「そのまま」英語で言おうとすると、どうしても言えなくなってしまいます。
それでは、そういう場合に対応するには、どうしたらよいでしょうか?
実は、ボキャブラリーの多い少ないは、英語が話せるかどうかには必ずしも関係がないんです。
では、どうやったら少ないボキャブラリーで自分の意見を言えるようになるでしょうか?
それは・・・
「言い換え力」を身に着ける、ということ!
通訳の人だって、通訳する言葉のすべての単語を知っているわけじゃないんです。
だからと言って、通訳ができないなんて事態は起こりません。
それは、通訳の人たちが、「言い換え力」を鍛えているから。
でも、通訳ではない私たちが、日常生活やビジネスの場面で自分の意見を言う時に
「言い換え力」を鍛えるにはどうしたらいいでしょうか?
こういう時に、私がいつもお伝えするのが、「5歳児英語」で話すということです。
「5歳児英語」がどういうものかと言うと、一言で言うと、「5歳児」に話すような「日本語」にしてから英語にする、というものです。
日本語レベルで言いたいことを先にカンタンにするのです。
どう言い換えてもいいのです。
大事なのは、「自分が言いたいことを【7割】伝えること!」です。
細かいニュアンスを伝えようとすると、永遠に英語にできなかったりします。
ゼロになってしまうくらいなら、7割言いたいことを伝えませんか?
これが、5歳児英語の本質です。
難しく考えなくて、大丈夫です。
まずは、自分の知っている単語で、どう言えるかを考えましょう!
3. TOEICでハイスコアなのに話せない・・・を克服する!
この記事をお読みの方の中には、TOEICで800点以上のハイスコアをお持ちなのに、
スピーキングには自信がない方もいらっしゃるのではないでしょう
安心してください!
TOEICでハイスコアをお持ちの方が、スピーキング力を伸ばすのは、とっても簡単です!
2~3か月あれば確実に変われます。
なかには1カ月で目に見えて話せるようになる方もいらっしゃいま
TOEICのスコアで言うと、だいたい700点以上の方ならそのくらい短期間でかなり話せるようになります。
TOEICでハイスコアを取るような方たちは、当然ながら英語力の基礎となるインプットはすでにかなりできているんですよね。
足りないのは、アウトプットの経験だけ。
だから、アウトプットする「回路」を構築してあげればいいんです。
その「回路」の構築に有効なのが、英語を話す「実践練習」です。
今はオンライン英会話など、外国人講師と英語を話すトレーニングができるものがたくさんあります。
なので、実践練習としては、こういうものを活用して、とにかく外国人とたくさん話すのが有効です。
最低でも週3~4日くらいは英語を話すようにすると、数か月で目に見える成長が見られるようになるはずです。
4. そもそも話したいことが思い浮かばない・・・を克服する!
あなたには、英語を話す時、そもそも何を話したらいいのかわからなくてあまり話せないということはないですか?
「そもそも日本語でもそんなに話さないのに、英語で話せって言われても・・・」
ってお困りになる方、いらっしゃいますよね?
「そもそも、何を話していいかわからない」
「たくさん話せって言われても、思いつかない」
そういう風に思う時、もはや英語という言語の壁を超えている話のような気もします。
こういう状況に対応する方法はあるでしょうか?
実は、対処する方法は、いくつかあります。
その中でも、私が一番良くお伝えすること。
それは、「型」を使うということです。
例えば、「自己紹介をしてください」とだけ言われるよりも、
「自己紹介をしてください。その時には、
① 名前
② どこから来たか
③ 仕事はどんなことをしているか
④ 趣味
について話してくださいね」
と言われた方が、話しやすくないですか?
自分で話すときにも、こういう風に「何を話すか」に関する、「型」を持っておくと、英語で話をするのがずっと楽になります。
本当は、話したい内容は、私たちのなかにすべて入っているんですよね。
「型」を使うことは、その「引き出し」を開けてあげることかなと思っています。
引き出しさえ開けば、英語を話すのはずっと楽になりますよ!
まとめ
本日は、「英語スピーキング力の強化法」について、記事にしました。
いかがでしたでしょうか?
なお、本ブログ記事には「ダイジェスト版」として概要を記載していますが、実際にはもっと詳しい話を「無料メール講座」にてお伝えしております。
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