英語で成果をだすうえで適切な期間はどのくらい?
皆さん、「英語が話せるようになりたい!」と思って、英会話スクールに通ったり、様々な教材で自己学習に取り組まれたりしていると思います。
実際、「英語が話せるようになる!」「TOEICでスコアアップする!」のような目的を達成して具体的な成果を出すのに適切な期間はどのくらいなのでしょうか?
世の中には、短期間で苦労せずにあっという間にできるようになる!と言っている教材もあります。
これは本当でしょうか?
それが本当かどうかを検証するのはカンタンです。
実際に、身近で、その方法であっという間に簡単に英語を身に着けた人がいるかを確認してみればいいのです。
残念ながら、私の知る限りでは、あまりそういう人はいないようです。。。
なぜなら、英語を身に着けるには、ある程度の時間がかかるものであるため、何の苦労もなく、あっという間にカンタンにペラペラになれる、という方法は、残念ながらないのです。
では、何年もの長期間にわたってダラダラと勉強すればいいのか?というと、そうではありません。
英語は、ただダラダラと長期間学習していればよい、というものでもないのです。
私がこれまでにお会いした多くの英語学習者さんで、長期間の学習でちょっとずつ実力を上げてきた、という方は、実はとても少ないです。
では、一番多いパターンは何か?
3~6カ月くらいの期間で集中的に学習して、一気に英語力を伸ばした人たちです!
意外に思われるでしょうか?
しかし、私も、英語コーチの仕事を始めて、実際に様々な英語学習者さんとお話をさせていただくなかで、この事実についてますます確信を強めました。
だから、本当は、
「なぜ3か月で成果が出るのか?」
という質問は、ちょっと視点が違うのです。
「3か月という短期間でやるから」結果がでるのです!
実際、日本で英語を学習して話せるようになった人たちは、ほとんど皆さん短期間で集中して英語力を一気に上げた、という方が多いです。
そして、「できるようになった!」という成果を弾みにして、どんどん英語力を上げ続けている、という方が多いのです。
次々にステップアップしていくイメージです。
そういう私自身も、まさにその方法で英語を身に着けました。
3か月~6か月という短期集中が最も成果が出る理由
実は、3~6か月という短期間で成果が出る方には、もう一つ重要な共通点があります。
それは・・・
明確な目標を設定しているということ。
「3か月後にTOEIC+100点!」
「3か月後の海外出張で、通訳なしで話が理解できるようになる!」
「3か月後の転職活動で、外資系企業から内定をもらえる英語力を身に着ける!」
こういう感じで、皆さん具体的な目標を設定されています。
そして、その、3か月~6カ月くらいのちょうどよい長さの期間、毎日コツコツと学習を継続されるのです。
そうやって、3か月後に、目標を達成できた時。
「やったー!目標を達成できた!!!」
「英語って楽しいな」
「次は何を目標にして頑張ろうかな?」
・・・と考えて、どんどんと英語力を伸ばし続ける方がとても多いと思います。
つまり、3か月~6カ月という期間は、
- 目標を設定してそれを目指して頑張り続けることができる長すぎない期間
- 成果が出る上で、短すぎない期間
以上2点のバランスが取れている期間なのです。
逆に言うと、いくら具体的な目標を持っていたとしても、期限を設定していなかったり、あまりにも長すぎる期限を設定していたりすると、成果が感じられなくて途中で挫折してしまいがちです。
あなたも、そういう経験はないでしょうか?
人は、結果が出ないなか、終わりの見えない努力をずっと続けるのはものすごく難しいものだと思います。
3か月でTOEIC換算300点以上のスコアアップを実現して米国大学院に留学した私の経験
ここで、私自身の経験についてお話いたします。
私は、大学卒業後は、メーカーに勤務し、国内営業の仕事をやっていました。
仕事で英語を使う機会もなく、英語はたまに行く海外旅行で使う程度の、本当に普通の会社員でした。
当時のTOEICのスコアは、635点。
このころの私は、たまに英語熱が高まったときに、英語の学習教材を通販で買ってみては、結局長続きせずに、未開封の教材が溜まっていく・・・ということをよく繰り返していました。
典型的な英語学習に挫折している人だったと思います。
そんな私にとって転機が訪れたのは20代後半のこと。
海外で仕事をしてみたいと思い、突然キャリアチェンジを思い立ったのです。
調べてみると、私のやりたい仕事に就くには、海外の大学院に留学することが必要だとわかりました。
そこで、米国の大学院への留学について調べた私は、大学院に留学するための英語力が圧倒的に不足していることに気づきました。
私の第一志望校である米国コロンビア大学の大学院が要求していたTOEFLのスコアは、TOEICで換算すると900点以上。
まさに、TOEIC換算で300点程度のスコアアップが必要でした。
しかも、私が留学を思い立ったのは、5月。
大学院のアプリケーションの締め切りは翌年1月であることを考えると、9月までには英語の勉強は終えている必要がありました。
(※留学生向けの英語の試験以外に、通常大学院入試で必要となる学力試験への準備も必要なため)
私は、これだけ大幅なスコアアップは自力では無理だなと諦めました。
その時に見つけたのが英語のコーチングスクールでした。
今でこそ、英語コーチングは広まってきていますが、当時英語コーチングを行っていたスクールは、日本でこの学校しかなかったと思います。
英語コーチングスクールでの学習はものすごいスパルタでした。
私は、会社に通いながら、平日で平均4~5時間、週末は10時間の学習時間を投入して、とにかく英語漬けの生活を送りました。
人生で一番英語を勉強した期間だったと思います。
そして、結果的に、私は、9月頭に受けたTOEFLで、大学院留学に必要となるスコアを無事に達成することができました。
これまでいろんな教材に手を出しては挫折してきた私にとって、これが英語学習の最初の成功体験だったと思います。
そして、もう一つ思っていること。
あの時、英語コーチングスクールに行っていなければ、私は間違いなく留学はできていなかったと思います。
そして、留学できていなければ、その後の海外駐在や、海外のプロジェクトに勤務した、あの仕事の経験も、全てなかったのではないかと思うのです。
ちなみに、私の場合は、3か月で300点というとてつもない目標だったために学習時間がこんなに多くなりましたが、普通はもちろんここまでやる必要はないので安心してくださいね!
現在、ASA English Coachでは、会社員の方ですと、1日平均で、1時間半~2時間くらいの学習時間の確保を推奨させていただいております。
この記事へのコメントはありません。