英語の発音の勉強はしたほうがいい?

この記事をお読みいただいている皆さんの中には、「発音を勉強するといい」と聞いて、フォニックス等の市販の発音教材を購入して独学で勉強してみた方もいらっしゃるのではないかと思います。

さて、英語の習得の上で、発音学習は果たして必要でしょうか?
必要だとすると、いったいどんな効果があるのでしょうか?

実は、私自身、発音については元々は消極的な立場でした。
インド人があれだけ訛った英語で話しているなか、日本語の訛り自体がそれほど悪いことだとは思っていませんでした。
なので、発音学習の必要性については、どちらかというと軽視していた方だと思います。

そんな私が、最近になって、発音を自身の英語コーチングのメニューにも組み込もうとしています。
その最大の理由は、発音が多くの人にとって必要だと思ったからです。

なぜでしょうか?

もちろん、発音学習を行い、正しい英語発音を身に着けることで、より「相手に伝わる」発音ができるようになると思います。
憧れの流ちょうな英語発音で話せるようになるかもしれません。
でも、これって、米国等の英語圏で生活していない限りは、実はそれほど重要な要素でもなかったりしないでしょうか?
実際、自身の英語が通じなくて困っているという人は、米国に駐在していたり、米国本社の外資系企業に勤務しているなど、ネイティブとのやり取りが頻繁にある人のお悩みとして聞かれるケースが多いと思います。

私は、それ以上に、英語の発音を正しくしていくことは、英語の「リスニング」に対して効果があると捉えています。

例えば、日本語にはアイウエオの5つしか母音がありませんが、英語では約20の母音があります。
このように4倍も多くある英語の母音を日本語の母音で認識しようとすると、どうしても聞き分けられない音が出てくるわけです。

例えば、canとcan’t。wantとwon’t。walkとwork・・・などなどです。
これは、全て実際の受講生の方から出てきた聞き分けに苦労する単語たちです!

母音だけでこうなんです。子音も入れたら、もっといろいろありますよね?
具体的には、代表的なLとR。この二つの言い分けができない人、たくさんいらっしゃると思います。

こうやって、聞き分けのできない単語が多くなればなるほど、リスニングはたいへんになります。
でも、英語上級者の人で、言い分けて発音ができていなくてもリスニングはできるという方、もちろんたーくさんいらっしゃいます。
私自身もけっこうそのタイプだったと思います。

こういう人たちは、どうしているか?というと・・・
音では聞き分けられないので、脳内では、ものすごい高速で、意味からどっちの音かを類推しているんです!
だから、英語を聞くときには、日本語よりも集中して聞かないといけないし、長時間聞いているとすごく疲れる。。。
当てはまる人、いらっしゃいませんか?
私自身は、まさに「集中して聞かないといけないし、長時間聞いてると疲れる」人でしたよ!

そんな感じで、英語の音の聞き分けができていなくても、脳の高速処理により!かなり高い精度で英語を理解することは可能です。
でも、正しい発音をきちんと身に着けることで、より楽に速くその次元に到達できるようになりますし、聞き分けできない人にはたどり着けない「さらに上の次元」にも行けるようになるわけです。

私は、英語コーチングにおいては、「より短期間でより高い成果を出す」ことを目指して常に改善をし続けています。
そんななかで、リスニング力において、短期間で高い成果を出すには、発音は外せないな、という結論に達した次第です。

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