これまでに、TOEICに関しては、本当に多くのクライアントさんを見てきました。
英語学習に関する重要な要素はいろいろありますが、特にTOEICに関していうと、これは大前提として一番大事だ!という要素があります。
逆に、これができていたのにスコアアップしなかった方の顔が思い出せません。
さて、それは何だと思いますか?
「学習時間をしっかりとること」です。
当たり前のことだと思われますよね?
全くその通りで、当たり前のことだと思います。
逆に言えば、学習時間さえ取れていれば、TOEICのスコアは程度の差こそあれ、基本的にはアップするものです。
一方で、「私は学習時間を取っている!」と言うのにスコアアップできていない場合。
以下のことに当てはまらないでしょうか?
1.学習時間が十分ではない
私が言う「学習時間が取れている状態」というのは、「毎日2時間、週14時間」の学習時間を確保している方のことです。
とにかく、毎日2時間以上学習されている方は、やはり確実にスコアアップされます。
逆に、毎日2時間以上学習をやっていてスコアアップしなかった人は、私のクライアントさんにはおりません。
あと、なかには週末だけたくさん学習して週14時間学習する方もいらっしゃるかもしれませんが、2時間×7と、7時間×2では、前者の方が効果が高いです。2時間が無理なら1時間でもいいので、平日にも学習時間を捻出できるよう工夫しましょう。
このように、学習時間というのは、TOEICスコアアップにおいて「大前提」だな、と思います。
しかし、独学で毎日2時間学習していてもまだスコアアップしないという方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合の原因としては、以下の二つが考えられます。
2.学習方法が合っていない
例えば500点以下の方ですと、伸びしろがたくさんあるので、どんな学習をやっても、1日2時間の学習時間を割いていればある程度までは面白いように点数が伸びるはずです。
ところが、どこかのタイミングでそれが頭打ちになることがあります。
それが、今までのやり方が通用しなくなったとき、即ち、「学習方法が合わなくなった」時です。
ハイスコアから学習を開始する人も同じような状況になると思います。
中級くらいまでの方ですと、やることがたくさんあるため、どれをやっても割とスコアが伸びる傾向にある一方、ある程度まで点数が伸びた方や、最初からハイスコアの人の場合は、「さらにスコアを上げるために必要な対策」にピンポイントで絞って対策するのが効率的です。
文法なのか、リスニングの長文なのか、リーディングの読むスピードなのか、等々。
戦略的に進めないと、スコアは上がらずに時間だけ過ぎるということにもなりかねません。
これは、どちらかというと700点以上の方の悩みとして多いところで、ゆえに「750点の壁」という言葉も生まれたりするのかなと思います。
3.単なる運
TOEICも所詮は試験なので、スコアに関しては幸か不幸かけっこう上下します。
実は、TOEIC試験実施元のETSは、TOEICのスコアについては、±50点の誤差があることを認めています。
つまり、100点くらいの上下は普通に起こるということです!
前回あなたが受けた試験では、たまたま試験問題との相性がよかったり、カンが冴えていて+50点取れていたのかもしれません。
逆に、今回受けた試験では、たまたま試験問題との相性が悪く、カンもことごとく外れて、-50点だったのかもしれません。
だから、1回1回のスコアで一喜一憂するものではなく、何度か受ける中で平均的に良いスコアが出せるようにしていく・・・とお考えいただきたいと思います。
実際、私のクライアントさんでも、「100点上がった!」と報告があった翌月に、「50点下がりました・・・」という報告が来ることはしばしばあります。
だから、スコアが前回と変わらなかったり、下がったりしても、「実力が下がった」わけではないので、すぐに慌てる必要はないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
TOEICのスコアアップにご関心がある方は、体験英語コーチングのなかで伸ばすのが必要な部分に関する分析もさせていただいておりますので、よろしければご検討くださいね。
体験英語コーチングに関しては、こちらからご確認ください。
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